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占いのまえに

四柱推命とは──生まれた時の四つの柱から、性質と流れを見る

生まれた年・月・日・時を四つの「柱」に置いて、持って生まれた性質と、これから巡ってくる運の流れを見る占いです。東洋の占いの中では、もっとも細かく人を見るものの一つとされています。

四柱推命命術これからのこと相性・結婚

何から読む占いか

生まれた年・月・日・時をそれぞれ干支(かんし)に置き換え、四本の柱として並べます。これが名前の由来です。柱どうしの関係や、五行(木・火・土・金・水)の偏りから読み解きます。

干支は、甲・乙・丙…の十干(じっかん)と、子・丑・寅…の十二支(じゅうにし)を1つずつ組み合わせたもので、全部で60通りあります。1本の柱は上下2文字なので、四本そろうと8文字。中国ではこの占いをそのまま「八字(はちじ)」と呼びます。

出生時刻が分かるほど細かく見られますが、時刻が分からない場合は年・月・日の三柱で見る先生が多くいます。

命式の例──8文字はこう並ぶ

生年月日を干支に置き換えて並べた表を命式(めいしき)と呼びます。四柱推命の鑑定は、ほぼすべてこの表を読むところから始まります。たとえば1990年5月15日の12時に生まれた人(説明のための架空の例)なら、次のようになります。

年柱月柱日柱時柱
表すもの家系・幼いころ家庭・働き盛り自分自身・配偶者晩年・子ども
上の文字(天干)庚辛庚壬
下の文字(地支)午巳辰午
通変星比肩劫財(自分)食神

ここで注意したいのが月柱の区切りです。四柱推命の月は1日ではなく、立春・啓蟄・立夏といった節入りで切り替わります。5月15日は立夏(5月6日ごろ)を過ぎているので「巳の月」。同じように、年の区切りも元日ではなく立春です。節入りの前後数日に生まれた方は、ネットの自動計算と先生の命式で月柱が食い違うことがあるので、節入りの日時をどう扱っているかを聞いてみてください。

何が分かって、何は分からないか

中心は「日干」──生まれた日の文字が、あなた

8文字のうち、四柱推命で「自分」として扱うのは、日柱の上の文字です。これを日干(にっかん)と呼びます。上の例なら「庚(かのえ)」が本人です。

残りの7文字は、日干から見てどんな関係にあるかで名前が付きます。これが通変星(つうへんせい)で、全部で10種類あります。

例の人は、同じ金の仲間(比肩・劫財)が年と月に並び、時柱に表現の星(食神)がある命式です。先生が「あなたは〇〇の星が強い」と言うときは、多くがこの通変星の話をしています。

五行の偏りを見る

8文字はそれぞれ木・火・土・金・水のどれかに属します。例の命式を表に出ている文字だけで数えると、金が3つ・火が3つ・土が1つ・水が1つ・木は0。こうした偏りが、その人の持ち味やクセとして読まれます。

多くの流派では、偏りを整えてくれる五行を用神(ようじん)と呼び、その五行が巡ってくる時期を追い風と見ます。地支の中に隠れた文字(蔵干)まで数えるか、何を用神に選ぶかは流派によって考え方が分かれるところです。

五行は九星気学でも土台になっている考え方です。九星気学が生まれ年の星1つで見るのに対して、四柱推命は8文字全体のバランスで見る、という違いがあります。

10年ごとの流れと、1年ごとの流れ

四柱推命では、命式とは別に大運(たいうん)という10年ごとの流れを出します。何歳で切り替わるかは人によって違い、多くの流派では生まれた日から節入りまでの日数を3で割って最初の年齢を決めます。流れが進む向きも、性別と生まれ年の陰陽で変わります。

これに、1年ごとの干支(年運・流年)を重ねて読みます。たとえば2026年は丙午(ひのえうま)の年で、火の気が強い1年とされます。例の人のように火をすでに多く持っている命式と、火が足りない命式とでは、同じ2026年でも読み方が変わります。

「結婚はいつごろ」「転職するならいつ」といった相談に答えられるのは、この大運と年運があるからです。

十二運は、勢いの段階の名前

鑑定では十二運(じゅうにうん)という12の段階もよく出てきます。日干の勢いが、それぞれの地支でどのくらいの段階にあるかを、人の一生にたとえた呼び名です。

長生・沐浴・冠帯・建禄・帝旺・衰・病・死・墓・絶・胎・養

「死」「墓」「絶」という字が並んでいるので驚かれることがありますが、力の出方の段階を表しているだけで、縁起の良し悪しとは別の話です。「墓」は蓄える力、「絶」は切り替えの早さとして読まれることもあります。

どんな相談に向くか

結婚の時期、転職、これからの進み方、相手との相性。年単位で考える相談に噛み合います。

相性を見るときは、ふたりの日干どうしの関係を見るのが基本です。甲と己、乙と庚のように引き合う組み合わせ(干合)もあり、ここから関係の噛み合い方を読みます。そのため相手の生年月日も必要になります。相手の生年月日が分からない場合にどこまで見られるか、先に確かめておくと通話が短く済みます。

電話占いで受けるとき

生年月日(できれば出生時刻)を伝えるだけなので、電話向きです。出生時刻は母子手帳に書かれていることが多いので、かける前に手元に置いておくと話が早く進みます。

あわせて生まれた都道府県も言えるようにしておくと安心です。日本の時刻は兵庫県明石市(東経135度)の太陽を基準にしているので、東京なら約19分、福岡なら約18分、実際の太陽の動きとずれがあります。このずれを補正して時柱を出す先生もいます。

聞きたいことは、「いつ」を含む一文にしておくと噛み合います。「私の結婚運は?」より「2年以内に結婚を考えている相手がいる。動くならいつがいいか」のほうが、大運と年運を使った答えが返ってきます。

知っておくと迷わないこと

四柱推命には複数の流派があります。同じ生年月日でも、先生によって強調する点が変わることがあります。「どの流派か」はプロフィールに書かれていないことも多いので、気になる場合は最初に聞いてしまうのが早いです。

とくに差が出やすいのが23時から0時のあいだに生まれた方です。この1時間を当日として扱うか、翌日の始まりとして扱うかで日柱そのものが変わり、「自分」を表す日干まで入れ替わります。この時間帯の生まれの方は、かける前に一言伝えておくと、話の食い違いを防げます。

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